Git BASHとは
Git BASH(ギットバッシュ)とは Git for Windows が提供するコマンドラインツールです。Windows環境でGitコマンドやLinuxコマンドを実行することができます。Webシステムを開発する際、サーバのインフラ環境はLinuxであることが多いため、シームレスにローカルのWindows環境で同じLinuxコマンドが使えるのはとても便利です。以下はWindows環境でのGit Bashのインストールを想定しています。
Git BASHのインストール
ここではGit Bashのインストールとコマンドエイリアスの設定について説明します。
インストール方法
公式ページはこちらです。ダウンロードボタンを押下してください。
以下のようなファイルがダウンロードされます。
Git-2.48.1-64-bit.exe
デフォルト設定のままインストールを完了させましょう。
デフォルトでは以下の場所にインストールされます。
C:\Program Files\Git
Git BASHのコマンドエイリアス(別名)設定
Git Bashの環境でLinux同様にエイリアス(alias)コマンドを使用したい場合は、以下のファイルにaliasコマンドを定義していきます。1行に1つずつ定義を追加していきましょう。
C:\Program Files\Git\etc\profile.d\aliases.sh
例)日付を取得するdateコマンドのデフォルト出力フォーマットを変更したい場合。
alias date='date +"%F %T"'
設定の変更反映するためにはGit BASHの再起動が必要になります。
VSCode内でGit BASHを使う
ここからはインストールしたGit BashをVSCode内で使えるようにしていきます。
Visual Studio Codeをまだインストールしていない場合は「Visual Studio Codeのインストールと日本語化」の記事を参考にしてください。
Git BASHをデフォルトのターミナルに設定
「表示」>「ターミナル」メニューを開き、コマンド実行用のターミナル画面を開いてください。
開かれたウィンドウの右肩に下向きの三角線ボタン「∨」(プラス文字ではなくその右側です)>「既定のプロいファイルの選択」メニューを選択してください。VSCode最上部のコマンドパレット部分に利用可能なターミナルのリストが表示されるので、そこから「Git Bash」を選択してください。
以後、新規に開かれるターミナルはGit Bashになります。
ターミナルの便利なショートカット
最後にターミナル画面の操作によく使うショートカットを紹介しておきます。これらのショートカットが使えるとキーボートから手を放す必要がなく効率的に作業ができるようになります。
- 「Ctrl+Shift+T」
-
ターミナルを開く
- 「Ctrl+Shift+5」
-
新規ターミナルを同じグループ内に開く。複数のターミナルを同時に表示して使用したい場合に便利です。
- 「Ctrl +T」
-
ターミナルにフォーカスを当てる
- 「Alt+左右矢印」
-
同じグループ内の複数ターミナルのフォーカスを移動できます。
まとめ
本記事ではGit BashのインストールからGit BashをVSCode内のデフォルトターミナルに設定する方法を学習しました。ターミナルは毎日使うものなのでショートカットも使えるようにしておきましょう。
次回は、「AWSアカウントの登録と直後に行う設定5つ」について学習していきます。
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